俳句の風景 春 俳句の風景 夏 俳句の風景 秋 俳句の風景 冬


夏(1) 夏(2) 夏(3) 夏(4)
もじずりの螺旋に
      小花連ねけり
花すすき一粒ごとに
       風に揺れ
音もせず粒下がり
     揺れ花すすき
雪ぐせに撓ひ白樺幹涼し
御師の宿幔幕涼し笹りんだう
湾岸の陸橋越しや雲の峰
一望の馬柵の起伏や牧涼し
夕立止み合歓の葉しずく垂るるまま
縹渺の港の灯り夜涼かな
槐咲き神戸に青きバス走る
白炎の蕊を洩れ日に
       著莪の花
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